信越国境(小谷/糸魚川) 善光寺山(792m) 2016年11月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 12:16 駐車余地−−13:10 ゲレンデトップ−−13:27 善光寺山 13:39−−13:55 ゲレンデトップ−−14:12 駐車余地

場所新潟県糸魚川市
年月日2016年11月12日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道に広い駐車余地あり
登山道の有無ゲレンデ最上部までは林道があるが、それ以降は無し
籔の有無笹と灌木藪。山頂部は強固な灌木藪
危険個所の有無無し
山頂の展望無し。山頂南の肩は大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメントシーサイドバレースキー場から往復。ゲレンデ内に林道があるが泥濘があり歩きにした。車高がある4WD車なら通行可能。ゲレンデ最上部から笹と灌木藪だが往路は尾根上、帰りはトラバースしたがトラバースルートの方が距離は短いし藪は薄い。山頂南側に岩場があるが右に迂回可能。東西に細長い山頂部は灌木類の激籔。山頂標識あり




林道に泥濘があり歩きに切り替える 泥濘。轍があるので車高があれば通過可能
標高570m ゲレンデから見た海谷山塊
焼山。朝より雪が減ったような 雨飾山
ゲレンデ最上部 ゲレンデ最上部から善光寺山山頂までの距離
ゲレンデ最上部の展望
法面を登り藪に突入 最初は笹が中心。鎌倉山の藪よりマシ
尾根直上よりも北斜面が藪が薄い 750m鞍部へ下り始めると藪は薄まる
ヤバそうな岩が見える。行けるかなぁ 鞍部から登り始めると踏跡登場
刈り払った跡 トラロープまで登場
岩の右側を巻いて登る 山頂東の肩から岩場を見下ろす
山頂東の肩からからの展望
山頂へ向かう。ハイマツではなく普通のマツ 山頂部は灌木藪
山頂標識あり 裏面の案内
山頂部南側は絶壁 GPSが示す山頂。標識の場所と高さは変わらず
山頂東の肩から見た戸倉山、鎌倉山 パラグライダー離陸場
山頂東の肩から見た360度パノラマ展望(クリックで拡大)
パラグライダーの準備中? 帰りは750m鞍部からピークを巻くことに
緩斜面は藪は薄く歩きやすい ゲレンデ直前の笹が一番濃いかも
帰りは林道は歩かずゲレンデでショートカット 駐車場所に到着


 戸倉山の北西側に尾根続きで善光寺山がある。東斜面は高い位置まで「シーサイドバレースキー場」として開かれているので、無雪期でもそれほど苦労はしないだろうと考えて戸倉山から下山後に向かった。地形図によるとスキー場内に林道が描かれていて、これを利用できれば結構な高さまで車で高度を稼げる。

 カーナビに導かれてシーサイドバレースキー場へ。ゲレンデ下部の林道入口にはゲート等はなく出入り自由。ただし一部泥濘があって普通車ではちと厳しい。2つめの泥濘で車で入るのは諦めて歩くことにしたが、昼飯を食っていたら3台の車が泥濘を抜けて上がっていった。スキー場の関係者かと思ったが、パラグライダーの車だということが後ほど判明する。

 昼飯を食って出発。天候はすっかり回復して晴れていて、これなら藪は乾いているだろうとゴアは置いていくことに。今日は気温は高めでダウンジャケットも置いていく。手袋も薄手のものだけにする。

 林道は泥濘の先は普通車でも問題なく走れる程度の路面状況が続いた。途中でリフト駅が登場し林道はゲレンデ左側を曲がりくねりながら上がっていくが、歩きならゲレンデ直登が距離が短くて良かろうとゲレンデを一直線に登っていく。幸い、ゲレンデは草も生えておらず邪魔者は皆無だった。もうすぐ冬を迎えてスキーシーズン開幕前で草刈をやったのかもしれない。ゲレンデ上にはキャタピラ跡が残っていた。

 標高650m付近で林道がゲレンデを横断する個所を通過、なおもゲレンデ直登。登りは暑いくらいで日影があるとその中を歩いた。振り向くと僅かに雪の付いた海谷山塊の駒ヶ岳〜鋸岳がよく見えている。

 やがてゲレンデ最上部へ到着。地形図には描かれていないがここまで林道が続いていた。そして北東の小ピークには先ほどの車が止まっているのが見えた。私がこれから向かうのはその方向ではなく背後のピークだ。最初は750m鞍部へ直接向かおうと考えたが、樹林で視界が邪魔されて先の地形が見えないこともあり、方針転換して780m峰を越えて尾根上を進むことにした。

 尾根への取り付きは最初から笹藪なので、土を削った法面で藪をできるだけ回避することに。法面と藪の境界を登りきって藪に突入。胸ほどの高さの笹に潅木が混じり、なかなかの密度。尾根幅が広い影響か獣道も見えない。780m峰付近に出ると右側(北側)斜面が藪が薄いのに気付いてトラバース開始。午前中の鎌倉山と同じような状況だ。

 下りにかかると藪が薄くなってくるが、右手斜面の方がさらに藪が薄いので微妙なトラバースを続ける。正面の善光寺山山頂ピーク手前は岩がある。さて、あれを突破できるか? 750m鞍部付近は潅木藪がかなり煩いが、登りにかかると踏跡と思われる筋が登場する。枝を払った跡もあり人間が歩いた道に違いない。この踏跡は尾根直上の岩場の右を巻くように付けられていて、安全に通過することができた。驚いたことに新しそうなトラロープまで設置されていた。スキー場が営業しているシーズンには登る人がいるようだ。

 再び尾根に乗ると寝た松が尾根を覆うがハイマツではなく普通の松。冬の気象状況でこうなるのだろうか。ここでもきれいな切り口の枝があったので人が手を入れたことがあるようだ。

 岩を迂回して登り切った山頂部の東の肩は樹林が開けて展望が広がる。すぐ南には戸倉山が高く、その右手にはなだらかな鎌倉山。ここからでは藪の状態は全く見えない(当たり前)。全工事やm山頂部の南側は岩壁になっているらしく直下には蛇行した姫川。西に続く細長い尾根はこの先は潅木藪が待ち構えていたが、GPSの指し示す山頂まで行くことにする。なお、東の肩より先に明瞭なピークがあるわけではなく、肩を山頂としても問題なさそうではあったが、一応GPS様の言うことは信用しておこう。

 藪は崖のある南側は細い潅木、尾根直上は小さな葉の照葉樹で強固な藪だった。崖側に寄り過ぎるヤバいのでどうしても尾根直上を行く場面が多くなってしまう。たまに松が混じるが枝を横に伸ばしていないのでこいつは邪魔にならない。その松の木に古びた山頂標識を発見。裏を見ると矢印があり一方は子持岩、反対側は×印になっていた。岩は南の肩を指しているのだろうか。GPSはまだ30mくらい先を指し示していたので藪の中を突進して到達したが、ずっと特徴がない同じような高さが続いているので先ほどの標識がある場所と変わり映えしない高さと藪の様子であった。山頂標識のある場所が山頂でいいだろう。テープは鎌倉山で使い切ってしまったので、ここでは何も残さなかった。

 激藪を抜けて肩に出れば面倒な場所はおしまい。肩から3台の車がある場所を見るとパラシュートのようなパラグライダーが見えていた。そうか、あの車はスキー場施設の工事車両ではなくパラグライダーのためのものだったのだ。

 750m鞍部から北側に何となく道筋があるように見えたこともあり、帰りは鞍部から東斜面を巻いてゲレンデに出ることにした。しかし筋はすぐに消えてしまい、適当に右にトラバースしながら背の高い樹林の下に笹と潅木が生えた比較的傾斜が緩い斜面を進んでいく。ここでも尾根直上より藪は薄く往路より歩きやすいと言ってよかった。やがて樹林を通してゲレンデが見えてくれば安心。最後は笹が濃いが距離は10mくらいと短い。

 帰りは駐車場所までゲレンデを直線的に下ることにした。途中を横切る林道を私が通過する直前に先ほどの車が2台下っていったが、林道の凸凹のためか走行はゆっくりで、しばらくの間はゲレンデを直滑降で歩く私と同じ程度の進み具合であった。3台目の軽ワゴン車はかなり間を空けて下ってきて、私が車に乗り込んで出発する直前に通過していった。

 

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